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コラム 地域・国ごとのカーボンニュートラルへの取り組みを紹介!対応遅れにより生じるリスクとは?(3/3)~カーボンニュートラルの実現にはCO2排出量の可視化が重要~


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カーボンニュートラルを実現するため、各地域や国ではさまざまな施策を策定しています。たとえば、EUでは「欧州気候法案」を採択し、温室効果ガス削減目標を法定化するなど、厳格な規制を設けています。一方で、米国やAPAC地域では、各産業や地域特性に応じた柔軟なアプローチが見られます。

これらの国際的な動向に企業が対応するためには、自社内だけでなく、サプライチェーン全体でのCO2排出量の正確な把握が重要です。情報開示や排出量削減などの対応が遅れると、企業はパートナー企業からの取引停止などに直面するリスクがあるため、早急に対応を進める必要があるでしょう。

本記事では各国がどのようにカーボンニュートラルに取り組んでいるか、3回に分けて詳しく紹介します。対応が遅れるリスクや企業が取り組むべき対応策も解説しますので、参考にしてください。

3. カーボンニュートラルの実現にはCO2排出量の可視化が重要

カーボンニュートラルを実現するには、企業全体(コーポレートレベル)と製品ごと(プロダクトレベル)の両面でCO2排出量を正確に把握・管理することが重要です。CO2排出量の可視化により、達成可能な削減目標の設定と効果的な対策を講じることができます。これらの取り組みは、環境規制への対応だけでなく、企業プレゼンスの向上や競争力の向上にも寄与します。

コーポレートレベルでCO2排出量を管理する意義・メリット

コーポレートレベルでCO2排出量を管理する意義・メリット

企業全体でのCO2排出量の把握・管理は、環境規制への確実な対応を可能にするとともに、経営戦略上の重要な判断材料となります。たとえば、工場やオフィスでの電力使用量、社用車からの排出、製造過程での排出などを正確に測定すれば、効果的な削減策を講じられます。

くわえて、CO2排出量削減の取り組みを外部に発信することで、企業価値の向上にもつながるでしょう。また、全社的な環境目標の設定や進捗管理を行うことで、従業員一人ひとりの環境意識を高める効果も期待できます。

プロダクトレベルでCO2排出量を管理する意義・メリット

プロダクトレベルでCO2排出量を管理する意義・メリット

製品やサービスのライフサイクル全体での環境負荷を把握することは、競争力強化や市場での差別化につながります。たとえば原材料の調達から製造、輸送、使用、廃棄に至るまでの各段階での排出量を理解することで、環境に配慮した製品開発が実現できます。他にも、取引先との関係強化やコスト削減も期待でき、サプライチェーン全体での最適化につながります。

コーポレートレベルとプロダクトレベルの両面でのCO2排出量の把握・管理は、環境負荷の低減という社会的責任を果たすとともに、企業の持続的な成長と競争力強化につながるでしょう。

4. まとめ

カーボンニュートラルの実現は、国際的な規制への対応が求められます。親会社やパートナー企業からの情報開示や排出量削減などの対応が遅れると、取引停止や企業価値の低下といったサプライヤーとしての地位を失う可能性があるため、CO2排出量の可視化からはじめ、戦略的な対応を進めることが重要でしょう。

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