タイでは燃料の6割が輸入天然ガスによって賄われていますが、燃料価格は近年のロシア・ウクライナ情勢の影響もあり、高騰する傾向が見られます。また、電力は火力発電に依存する傾向が強く、タイのCO2排出量は平均より1.5倍多いという調査結果(*1)が挙げられています。
タイ政府は2050年にCO2排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の達成を宣言し、輸入燃料費用の削減を掲げました。今後、輸入天然ガスへの依存から段階的に脱却し、低炭素技術によるエネルギー転換も必要と言われています。
*1 THE WORLD BANK | タイのCO2排出量データ
https://data.worldbank.org/indicator/EN.ATM.CO2E.EG.ZS?locations=TH